[要点整理] ・外貨建商品には、為替変動による為替リスクがあります。 ・満期時に為替レートが円高に振れると、元本割れをしてしまう可能性もあります。 ・資産全体のバランスから外貨建商品を組み入れるのが理想的です。
外貨建商品の為替リスクとは?
為替が変動することにより実質的な価値が増減するリスクのことを為替リスクといいます。 外貨建商品には共通して、この為替リスクが伴います。
たとえば、外貨建商品の購入時の為替レートよりも、満期時の為替レートが円高になっていると元本割れを起こしてしまう可能性があるのです。
情報量が少ない?
外貨建ての株式投資を行う場合には、日本の株式に比べて圧倒的に情報量が少ないので不利になります。 また情報のスピードも遅いので、売買のタイミングを逃してしまうといったリスクがあるのです。
どのようにリスクを捉えるか?
外貨建商品だけを取り上げてリスクを検討するというよりは、むしろアセットアロケーションの考え方を取り入れて、資産全体のバランスから国際分散投資の一環として外貨建商品を組み入れるのが理想的です。
こうすることで、資産全体のリスクの分散もはかれます。
ちなみに、従来は通貨の分散投資といえば米ドルだったのですが、2002年1月以降ユーロの流通も始まっていますので、円、ドル、ユーロの3本立ての運用にすることで、より理想的なアセットロケーションになると思われます。
※アセットロケーション …資産配分の意味で、分散投資をして効率的な資産運用を目指そうという考え方です。リスクをいかに軽減して効率よくリターンを求められるかというのがその目的とされています。
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