[要点整理] □外国株式のリスクには次のものがあります。 ・為替リスク ・取引コストが割高 ・情報量の格差 ・カントリーリスク
外国株式の為替リスクとは?
外国株式に投資するということは、国内株式にはない固有のリスクを負うことになります。為替リスクはその典型的なものであり、外貨建金融商品に共通するリスクでもあります。
この為替リスクは、為替変動から影響を受けるリスクのことです。 つまり、外国株式を買ったときよりも売ったときのほうが円高になっていると、円ベースでは為替差損が発生し損失を被ることになります。
また、売買手数料など取引コストも割高になることがあります。
外国株式の情報量の格差によるリスクとは?
外国株式には、情報の入手に関してハンディがあります。つまり、投資先の海外の法人の詳細な情報というのはなかなか日本では入手困難な場合があるからです。
インターネットの発達によって、主要国の株式なら以前よりは情報も入手しやすくなってはいますが、それでも日本の株式市場とは慣行が異なることも多いので注意が必要です。
情報によっては、売買の時期のタイミングを誤ってしまうといった可能性があることに留意しましょう。
外国株式のカントリーリスクとは?
外国株式のカントリーリスクというのは、その国の政治・社会・ 経済環境の変化などによって、その法人の株価が大きく下落する可能性があるということです。
特に発展途上国の企業に投資した場合、その後の政変、戦争、革命などによって、その企業の株価が大きく下落してしまう可能性があります。 また、先進国の場合でも経済的低迷が予想以上に長期化したり、突発的な事件が起こったりといったことはよくあることなので留意が必要です。
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