[要点整理] ・外国株式に投資するには証券会社に口座を開設する必要があります。 ・取引方法には、外国取引、国内店頭取引、国内委託取引の3種類があります。
外国株式の投資方法は?
外国株式に投資するには証券会社に口座を開設しなくてはなりません。 取引方法には、外国取引、国内店頭取引、国内委託取引の3種類がありますが、それぞれ現物取引に限られていますので、信用取引はできません。受け渡しは原則として約定日から起算して4営業日目になります。
また、原則として取引単位はその市場の売買単位になっています。
外国取引とは?
外国取引とは、投資家からの注文を証券会社が取り次ぎ、海外市場で売買する方法です。
約定値段は現地通貨建てで、指値注文などもできますが、売買手数料に国内の取次手数料と現地での手数料がかかるので、国内株に比べて割高になります。
国内店頭取引とは?
国内店頭取引とは、店頭仕切り取引のことで、投資家と証券会社が相対でその証券会社が在庫として持っている外国株を海外市場の株価を基準として売買する方法です。
売買の段階で株価と為替レートはすでに決まっているので、即日約定できますが、銘柄や数量に限度があり、指値注文などもできません。
売買手数料についても、証券会社との相対での取引なので表面上はかかっていないように見えますが、実は売買価格の中に含まれています。買付価格には手数料相当額が加算され、売付価格からは手数料相当額が差し引かれています。
ちなみに、この手数料相当額ですが、外国取引よりは割安になっていますが、国内委託取引と比較すると割高です。
国内委託取引
国内委託取引は、東京証券取引所に上場されている外国株を売買する方法です。
国内委託取引の場合は、委託手数料や取引時間などもすべて国内株と同じで、指値注文もできます。株価についてもすでに為替レートが反映され円表示されています。
また、国内株と同様、毎日の終値や出来高なども新聞などに掲載されているので株価の動きもつかみやすいです。
売買単位については、株価水準に応じて、1株、10株、50株、100株、1000株などとなっています。 ただし、銘柄によってはその銘柄が外国の証券取引所の売買単位とは異なるものもあるので留意してください。
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