[要点整理] ・エマージングマーケットとは、新興国の株式・債券市場のことです。 ・中国株式などが注目されています。
エマージングマーケットとは?
エマージングマーケットとは、先進国以外の国、すなわち新興国の株式・債券市場のことをいいます。 エマージングマーケット投資はまさにこれらの国の株式や債券を買うことですが、現実的には世界中に200近くある新興国の中で、実際に運用対象に見合う国は数十国といわれています。 そもそも資本市場が整備不足であったり、成熟していなかったり、外国人の投資に規制があったりと、投資の対象にできない国が多くあるからです。
エマージングマーケットへの間接投資とは?
エマージングマーケット投資というのは、広い意味では、新興国の株式市場や債券市場に直接投資することだけではなく、間接的に新興国に投資することも含まれます。
たとえば、先進国の市場に上場している企業で、新興国に資産、売上、収益が50%以上あるという企業への投資もエマージングマーケット投資に含まれるからです。
最近のエマージングマーケット投資について
近年、日本の投資家から注目を集めているエマージングマーケットとしては、中国株式があります。 特に、中国がWTO(世界貿易機関)に加盟したことにより、米ドル建取引で外国人投資家向けのB株という上海やシンセンの株式市場が注目されています。
エマージングマーケットのリスクは?
エマージングマーケットの場合は、値動きが激しいので高いリターンが期待できる一方、その分リスクも大きくなります。 ただし、エマージングマーケットは先進国の市場の影響をあまり受けないので、分散投資の対象としてはなりうるとされています。
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