[要点整理] ・外貨建MMFは、外貨建投資信託の一種です。 ・外貨建MMFには、海外の短期国際、CD、CPなどが組み入れられます。 ・外貨建MMFには、株式は組み入れられません。
外貨建MMFとは?
外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)は、外貨建投資信託の一種ですが、外貨預金と同じように人気の高い商品です。 実は日本国内のMMF自身、外貨建MMFをマネて作られたものなので、外貨建MMFというのは国内のものよりも歴史的には古くからあります。
運用は国内・海外の双方の委託会社によるものがあり、その取り扱いは、証券会社、銀行などとなっています。取扱い通貨は米ドルとユーロが中心ですが、豪ドルやポンドもあります。
設定場所は、税制上の優遇措置のあるアイルランド籍やルクセンブルグ籍のものが多いようです。 また、外貨預金と同じように購入時と解約時の為替レートの変動によっては為替差損が発生することもあります。
ただし、証券会社が取扱っている外貨建MMFですと、同じ通貨であれば外国株式や外国債券を売却した際の売却金を、外貨のまま外貨建MMFの購入に回すことができます。これを利用すると、償還時に為替差損が発生していても、再び円安になるまで外貨建MMFで運用することができます。
ちなみに、通常は外貨のままの引出はできませんが、送金手数料を支払えば、銀行の外貨預金口座に外貨のまま送金することは可能です。
運用対象は?
安定的な収益の確保が運用の基本になっていますので、外貨建の短期国際やCD、CPなど短期金融商品がその運用対象になっています。
なので、株式はいっさい組み入れることができません。
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