[要点整理] ・外国為替売買は、金融機関と顧客間で、TTS、TTBによって取引されます。 ・外国為替売買は、インターバンク市場でも取引されます。
外国為替売買とは?
外国為替売買は、金融機関と顧客との間でTTS、TTBによって取引されるだけではなく、インターバンク市場でも金融機関同士で取引されています。
取引単位は、1本(100万米ドル相当)単位で行われます。 また、スポット取引による最短取引でも決済日が最低2営業日後になるので、この与信供与のために、ラインといわれる与信枠が取引金融機関ごとに設定されています。
TTS、TTBとは?
TTS、TTBは金融機関の外貨の売却・購入レートのことで、大口取引以外の一般顧客に適用されます。 売却レートをTTS(対顧客電信売相場)、購入レートをTTB(対顧客電信買相場)と呼びます。
TTS、TTBともに、毎日その日の公示中値をもとに決定されます。
インターバンク市場とは?
インターバンク市場というのは、短期金融市場のうち、金融機関だけが取引参加者として認められているものです。 このインターバンク市場は、金融機関がお互いに短期資金の貸し借りをすることによって、資金の過不足を調整する機能を果たしています。
インターバンク市場で決済までの期間が短い取引は、スポット取引と呼ばれ、決済日が2営業日後となっています。 それより期間が長い取引は、フォワード取引と呼ばれます。
インターバンク市場で一番多く取引されるのがコール市場です。
※コール市場 …金融機関同士で短期資金の貸し借りを行う代表的な市場のことです。翌日物を中心に極短期の資金の貸し借りが行われています。呼べばすぐに反応が戻ってくるという意味でコールと呼ばれています。
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