ポンドはどのような特徴を持った通貨ですか?
英国「ポンド」というのは、第二次世界大戦前までは、基軸通貨としてその存在感を示していました。
しかしながら、戦後は国力の低下により米ドルにその座を奪われてしまっています。現在では、米ドルとユーロに挟まれて、印象の薄い通貨になっています。
なお、円とポンドを直接交換する市場というのは、実際にはありませんので、円を持っている人がポンドを欲しい場合は、まず円をユーロやドルに換えてから、ポンドに交換するというプロセスをとることになります。
ポンドとユーロの関係は?
英国はユーロを導入するのかという議論については以前から取りざたされています。
ユーロを導入するということは、金融政策的に自分たちの主権をなくさざるを得ませんので、英国は気質上、そのようなことは嫌うのではないでしょうか。
ポンドの信用性は?
かつては、英国の長い歴史が通貨に信用を与えている面もあり、安定しているという印象があったのですが、近年は、信用収縮による住宅ローン市場の機能不全や投資マインドの低下が著しく、なかなか手を出しづらい通貨となっています。
しかしながら、ポンドはボラティリティ(価格変動率)が非常に高いので、短期間で大きな利益を上げることができる通貨であるともいえます。
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