対円の通貨ペアではリスク分散にならない
FXを始めて間もない頃というのは、米ドル/円やユーロ/円のみを取引するケースが多いようです。
また、高金利であるということで、豪ドル/円やNZドル/円なども人気が高いようです。
しかしながら、それらの通貨ペアですと、諸外国の通貨は対円で上昇下降を繰り返しているわけですから、分散投資をしているつもりでも、実は日本国内の大きな要因一つがレートを直撃し、円の全面高や全面安といった状況になりかねません。
アメリカ国内の要因によって相場が大きく変動したとしても、「米ドル/円」のレート変動に、ある程度つられるようにして「ユーロ/円」も似たような動きを見せます。
よって、例えば、米ドル/円とユーロ/円の2ペアでしか取引していない場合には、リスクを分散しているとはいえないのです。
そこで、ユーロ/ドルを取り入れることをお勧めします。
ユーロ/ドルと取り入れるとどうなるのですか?
日本円ばかりの通貨ペアですと、それぞれの値動きが連動しやすいですし、日本円に左右されますので、リスク分散の観点からみるとあまり有効ではありません。
これに、日本円がからまないユーロ/ドルの通貨ペアを追加することで、リスク分散を徹底することができるようになります。
なお、ユーロ/ドルは、世界で最も取引量の多い通貨ペアですから、売買するしないにかかわらず、常にチェックしておく必要があります。 |