いきなり売ることが可能
先物取引の特徴として、いきなり「売る」ことができるということがあります。通常、モノを売るには、そのモノ自体がなければ売ることができません。
しかしながら、先物取引の場合は、最終的にやり取りするのは将来の時点での話になりますから、いま手元に現物がなくても売る※ことが可能になるのです。
しかも実際の取引においては、最終的な決済日よりも前に先物を同じ数量だけ買い戻してしまえば、売った分と差し引きゼロになり、差額を金銭で清算するだけになります。
※将来売ることを予約することです。
少額で大きな売買が可能
先物取引の特徴として、少額で大きな売買が可能になるというのもあります。
例えば、100gの金を現物で買う場合、2009年5月現在では、およそ30万円の現金が必要になります。
しかしながら、東京工業品取引所に上場されている先物「金ミニ取引」でしたら、証拠金を最低21,000円用意すれば売買することができます。
つまり、これは、先物であれば現物の10倍以上の大きな取引ができるということがいえるのです。
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