商品価格はなぜ激しく上下したのでしょうか?
世界の専門家や投資家たちの共通認識として、2008年の初めまでは、「世界経済は新興国を中心に拡大し、先進国もその需要を取り込んで成長していくことができる」というシナリオが存在していました。
しかしながら、そこにサブプライム問題が表面化、深刻化したことから、欧米の金融機関が傷つき、株価は下落、ついには大手金融機関が破綻し、お金が回らなくなったことから景気が悪化していきました。
商品の価格もこの大波に振り回されてしまったのです。
商品の価格が振り回されたとは?
まず、将来の新興国の商品需要を先取りして価格が上昇し、そこに株式市場などから逃避してきたお金が流入し、一段と上昇しました。
次に、世界的に景気が悪化するという見通しが急速に台頭してきたことから急落した、という公図です。
つまり、金価格・商品価格は、様々な要因が絡み合って大きく上昇したり、下降したりしてきたということが考えられます。
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