今後の商品価格の見通しはどうなっているのですか?
先頃の先進国の経済については、厳しい見通しを発表していたOECD(経済協力開発機構)でしたが、新興国の経済成長は一時的にスピードこそ緩むものの、続くことは間違いないと、2010年頃には、新興国は再び力強さを回復するのではと予測しています。
新興国の中心的存在である中国とインドの人口を合計しますと、なんと24億人にもなります。
これらの人々が豊かになることによって世界の景気は支えられ、当然商品の需要も増大し、価格は再び上昇に転じると考えるのが自然だと思われます。
今後の商品価格についての問題点は?
ただし、次のような問題もあります。
■いつから上昇に転じるのかということがわかりにくいこと
■それまでの間には値下がりしてしまう局面もありうること
なので、買い一辺倒では、なかなか利益を上げるのは困難であるといえそうです。
なお、今後の金価格・商品価格については、さまざまな要因が相互に絡み合い、大きく上昇したり、下降したりすることが考えられます。
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