どのような取引のことをいうのですか?
小すくい商い(こすくいあきない)というのは、デイトレードの手法の1つで、非常に短時間の間に売買を繰り返して利益を得ようとする取引のことをいいます。
小さい利益を少しずつ「すくう」という意味から「小すくい商い」と呼ばれています。
ちなみに、小すくい商いは、英語では「スキャルピング」といいます。
スキャルピングの由来は?
スキャルピングというのは、敵の頭皮(scalp)をはぎ取るという意味です。スキャルピングは、わずかな利幅を敵の頭皮になぞらえたものといえます。
従来の「小すくい商い」との違いは?
かつて、小すくい商いといった場合には、株式市場で投資顧問業者が銘柄を推奨し、その銘柄が値上がりしたところで、自らが売り抜ける手法を指していたのですが、最近は、短期売買によるわずかな利益取得という意味合いで用いられるようになっています。
具体的には?
小すくい商いでは、例えば、相場が上昇基調のときに買いを入れて、数分後に十数銭の利益が出れば、その時点ですぐに決済する、あるいはピップ(pip)単位で決済するというケースもあります。 |