基礎から始める外貨建商品入門



移動平均線の乖離を狙ったトレード手法

どのような手法ですか?

移動平均線を使い方には様々なものがありますが、的中率が高く簡単なものとしては、乖離を見るという手法があります。

乖離というのは、わかりやすくいうと、移動平均線からの「離れ具合」です。

為替レートは、移動平均線からはなれて「急上昇」あるいは「旧下降」しすぎると、元に戻ろうという力が生じ、その後、移動平均線に近づく習性があります。

つまり、移動平均線から乖離しすぎるときは、「高騰しすぎ」あるいは「下落しすぎ」であるため、利益確定による反対売買なども起こりやすくなり、中長期のトレンドとは関係なく、反転する可能性があるのです。

移動平均線の乖離を狙ったトレード手法の注意点は?

ただし、この現象はあくまでも短期的な調整であって、トレンド転換とは異なりますので注意が必要です。

また、その近づき方には、次の3つのケースがあります。

■ローソク足が下がって(上がって)移動平均線に近づくケース
■移動平均線が下がって(上がって)ローソク足に近づくケース
■ローソク足と移動平均線の両者がそれぞれ近づいてくるケース

なので、移動平均線から乖離しすぎの場合であっても、移動平均線の方が時間とともにローソク足に近づいてくる場合もありますから、必ずしも反転が起こるとは限りませんので、そこにも注意が必要です。


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