基礎から始める外貨建商品入門



テクニカル分析の有効性

トレンド系とオシレーター系

テクニカル分析には、チャート分析、MACD、ストキャスティクス、RSIなど様々な種類がありますが、どれも、売買のタイミングをとる際の判断基準としては有効です。

一言でテクニカルといっても、系統としてはトレンド系とオシレーター系に分かれます。このうち、トレンド系は方向を示すもので、代表的なものに、ローソク足で示されたチャートがあります。

また、オシレーター系は、いまのマーケットが買われ過ぎなのか、あるいは売られ過ぎなのかを判断するための指標になります。

テクニカルの弱点

ファンダメンタルな要因からトレンドがしっかりしているときというのは、オシレーター系の指標は全く役に立ちません。

これは、本当に強い相場展開のときには、テクニカルで示されるサインなど無視して、どんどん価格が動いていくからです。

つまり、本格的な上昇局面にあるときは、常にテクニカルでは買われ過ぎのサインが出ても、さらに上昇しようとしますし、売られ過ぎのサインが出ても、さらに下落しようとするからです。

これですと、テクニカルを用いると、反対に判断を誤る危険があります。テクニカルの弱点は、あくまでも過去の平均値を表すものに過ぎないということです。

なので、大相場になると、テクニカルでは対応しきれなくなってしまうのです。


テクニカル分析の有効性
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