基礎から始める外貨建商品入門



ナンピンのやり方

ナンピンとはどのようなものですか?

ナンピンというのは、例えば、買いから入って値下がりしたときに、最初に買い付けたときのと同額分をさらに買い増すことによって、平均の買い付け単価を引き下げることをいいます。

反対に、売りから入った後に上昇した場合は、売り建てた金額と同額をさらに売り増すことによって、平均の売り付け単価を引上げます。

ちなみに、一般的な投資の教科書などでは、損失が生じたときはナンピン買いをすることによって、平均の買い付けコストを引き下げる、などと書かれています。

具体的には?

例えば、1ドル=110円で米ドルを買った後、相場が円高に振れて1ドル=107円になってしまったとします。

このままですと、再び3円分だけ円安ドル高が進まないと損失を回復することができませんが、ここで用いられるのがナンピン買いです。

つまり、1ドル=107円のところで、最初のドル買いと同額分のドルを買い増ししておけば、平均買い付け単価は1ドル=108円50銭になります。

よって、いまのレートから1円50銭だけ円安が進めば、その時点でイーブンにすることができます。


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