基礎から始める外貨建商品入門



為替相場の1年を通した値動きについて

円高になりやすい月は?

日本では、2、5、8、11月に、外貨建債券の四半期ベースの支払いを行うケースが多く、この時に円への価格転換が必要になりますので、これにより円買い注文が集中し、円価格が上昇するという構図になります。

トレンド転換は1月と4月?

過去をさかのぼって見てみますと、円に関して言えば、1月と4月にトレンド転換をすることが多いようです。

これは、厳密には季節性というようりも相場のクセのようなものなのですが、この特性を利用して、1月と4月に天底を打ったと判断したときには、転換を見越してポジションを立てるのも1つの戦略になります。

1年を通した値動きは?

おおよそ次のような値動きが予想されます。

1〜3月
⇒ 世界的に年始・年度末の季節であり、年度末には、リパトリエーション(資金の本国送還)があります。
4〜5月
⇒ 新しい年度会計の始まる時期で、企業の新しい通貨取引が活発になり、ファンダメンタルズとはかけ離れた価格変動があります。
2、5、8、11月
⇒ 外貨建債券の四半期ベースの支払いを行うケースが多く、この時も円への価格転換が必要になります。
1、4月
⇒ トレンド転換をすることが多いですが、これは、季節性というよりは相場のクセに近いものです。


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