外貨を使って何かに投資するタイプの商品
外貨預金のように外貨そのものに投資するタイプではなく、外貨を使って何かに投資するタイプの商品には、外国株式、外国の国債、外貨建ての投資信託などがあります。
これらの商品は、外貨を購入するだけでなく、その外貨を使って海外の株式を購入したり、投資信託を買ったりするものです。
ですから、同じ外貨投資といっても、これらの商品には、外貨預金やFXとは異なるリスクがあります。
外貨による投資商品は、ここ数年で急速に増加していますが、そのリスクについては個々の商品ごとに異なります。まずはそれぞれの商品の基本的な性質を理解して、どのようなリスクがあるのかを把握することが大切です。
外国株式について
外貨で外国株式を購入する場合には、株価が下落して損失を被るというリスクとは別に、為替レートの変動によるリスクも考える必要があります。これは、外貨建て投資信託や外国の国債についても同様です。
わかりやすくいうと、株式、投資信託、国債としてのリスクに、外貨預金やFXと同様の為替リスクがプラスされるということです。
なので、株価などの上昇と円安が重なりますと、利益は大きくなりますが、逆に株価などの下落と円高が重なれば、損失が大きくなります。
なお、為替レートと株価などが反対方向に動いて、損益を打ち消しあうということもあります。
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