リスクのある資産運用へ
前述のように、日本は世界的にも稀は超低金利国となったことから、一般の人の間でも、ある程度のリスクを負っても、資産を殖やすための運用をしたいというニーズが高まりました。こうしたことから、株式や投資信託に関心が集まりだしたのです。
そのような中で、1998年に施行された、外国為替及び外国貿易法(外為法)は、日本人の外貨建て資産の運用を大幅に後押しするとともに、国内のみならず海外の資産でも運用する機会を広げました。
つまり、一般の個人投資家でも、欧米などの株式や国債、投資信託などで資産運用ができるようになったということです。
この結果として、超低金利の日本以外への投資が盛んに行われるようになりました。
新興国への投資も
海外における資産運用は、何も欧米に限ったことではありません。ここ数年、急成長を続ける中国やインドといった新興国にも、誰もが投資できるようになっているからです。
今や、資産運用は国内の金融商品のみ、日本円のみといった時代は過去のものとなりました。現在では、様々な制限が緩和されることにより、一般の人でも外貨建ての金融商品によって、大きなリターンを得られる機会が広がっています。
|