基礎から始める外貨建商品入門



経済紙のマーケット面のチェック

どのようにチェックしたらよいのですか?

経済紙の1面、政治面、経済面、国際面をチェックしたら、その次にマーケット面にもチェックを入れるようにします。具体的なポイントは、次のようなところです。

前日の為替市場の動き
⇒ 米ドルやユーロのほか、豪ドル、タイバーツ、インドネシアルピアなどの米ドルに対する動きもチェックしておきます。
⇒ 毎日の新聞から相場の流れを読み取り、その流れに乗って為替の需給の節目をつかむようにします。

短期金利の動向
コール取引
⇒ 日銀の金融政策が直接反映されています。また、その短期金利は、海外の金利と比較する際に基準となる重要な数字になります。
⇒ 日銀の政策決定会合は、金利変更の重要なポイントになります。また、会合後の日銀総裁のコメントは、近い将来の金融政策の変更について示唆することもありますので要チェックです。
レポ取引
⇒ 外国銀行や外資系証券会社にとって円資金調達の重要な手段になっていますので、彼らの資金繰りを見る上で重要になります。
⇒ 通常、その金利はコールレートよりも高いのですが、コールよりも先見性があって、変動幅も大きいのが特徴です。具体的には、レポ金利がコールレートより大幅に高いときは、外資系証券会社などで資金ニーズが増大したということです。
⇒ 紙面の解説によってその理由を把握しておくようにします。

中長期金利の動向
⇒ 短期金利だけでなく、中長期の金利動向も要チェックです。
⇒ 中長期債や株式市場の外国人投資家の売買も確認します。
⇒ 中長期債や株式に外国人買いが入ると、円が強くなることを意味します。


経済紙も重要な情報源
経済紙のマーケット面のチェック
双子の赤字とブラザ合意
ルーブル合意はドル安修正宣言
タイバーツは事実上のドル・ペッグ制

経済紙のチェックポイント
初心者が要チェックのマーケット面
プラザ合意後は円高ドル安
ブラック・マンデーは株の大暴落
円高とタイの景気拡大


人民元切り上げ
豪ドルの上昇要因

超低金利
ナンピン・塩漬け


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