プラザ合意の内容は?
プラザ合意では、次のようなことが合意されました。
■為替レートは、経常収支の不均衡を是正するうえで役割を果たすべきである。
■為替レートは、各国のファンダメンタルズを反映すべきである。
■各国通貨は、ドルに対してある程度の上昇が望ましい。
■G5各国は、より緊密に協力する用意がある。
このプラザ合意は大きな効果があり、翌日の為替市場はドル売り一色となりました。円相場も1ドル240円から230円まで上昇しました。
その後のG5の開催は?
プラザ合意は、ドル高是正のために為替介入を含む政策協調に合意したものでしたが、同時に、この合意は為替安定に国際協調が非常に有効であることを証明しました。
そのため、その後もG5は半年に1度の割合で開催されることになりました。
ちなみに、1986年には、イタリアとカナダが参加し、1997年にはロシアが参加したことから、現在では、拡大してG8になっています。
なお、G8は、現在でも世界経済・国際金融をリードするシステムとして注目を集めています。 |