貴金属商品ETFにはどのような特徴があるの?
貴金属商品ETFの特徴としては、次のようなことを掲げることができます。
■価格の透明性が高いこと
■リアルタイムで取引できること
■投資対象となる貴金属の価格との連動性が高いこと
■安全性が高いこと
貴金属商品ETFは価格の透明性が高いとは?
貴金属商品ETFは、貴金属の現物市場価格に連動するように設定されていますので、基準価額には細工のしようがないといえます。
また、上場していることから、市場価格のほうの透明性も極めて高く、勝手な値つけが行われることはありません。
貴金属商品ETFはリアルタイムで取引できるとは?
通常の投資信託の場合ですと、商品ファンドは非上場ですから、使い勝手の点において大いに問題があります。
しかしながら、商品ETFは上場商品なので、リアルタイムで売買できるなど、メリットが大きいといえます。
具体的には、例えば、投資信託の場合、買付・解約の申し込みは1日1回、当日の基準価額で行われますが、基準価額は終値をもとに決定されますので、買付・解約を申し込んだ時点では価格は決定していません。
また、終値が確定して初めて基準価額も決まります。つまり、1日のうちにそれほど乱高下することは考えにくいですが、価格が決まるまでははらはらさせられるということになります。
これに対して、ETFは株式と同じですから、取引時間中であれば、いつでも売買が可能です。
すなわち、ETFの価格の動向を見ながら、「安くなったから買おう」とか「高くなったから、利益を確定しよう」といった判断が下せるのです。
なお、投資信託では不可能な、値段を指定する「指値注文」や、「売り」から始める「信用取引」も可能です。
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