相場格言とはどのようなものですか?
相場格言というのは、投資をしていく上での警句のことをいうのですが、日本には、数多くの相場格言が存在します。
その中に「もうはまだなり、まだはもうなり」という古い格言があります。
これはわかりやすくいうと、もうそろそろ買ってもいいかな?と考える局面においては、まだ早いのではないかと考えなさい、一方、まだ買うべきではない、と考えているときがまさに買うべきときである、という意味で使われます。
ただし、深い意味のある格言だと思う一方で、結局どっちなんだと思う人もいるかもしれません。
しかしながら、このような格言が長く語り継がれているといことは、それだけ人間の感覚だけで売買することは難しいという何よりの証拠といえるのかもしれません。
当然のことですが、投資家は行き当たりばったりで行動してはいません。情報を収集し、さまざまなことを考えながら決断を下しているからです。
それでもなお、最後には格言を気にするというのですから、いかに理論や理性がいかに感情に支配されやすいかということがわかります。
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