株式投資より金投資が有利な点は?
金投資は、株式市場が下落すればするほど好都合であると言われています。これは、金が世界で最も古い通貨として、安全性と安定性を提供しているからです。
また、予想インフレ率は、金の価格を左右する最も重要な要因のひとつです。
特に大きな金融危機のときには、より多くの投資家が金に投資することにより、資産の保全を図ろうとしますが、金は市場環境のよいときにも、その価値を失うことがありません。
これに対して、株式投資の場合は、よほど適正な企業を選択しない限り、市場の危機時に利益を確保することは困難です。
しかも、長期的に見ても、年率7〜8%のリターンでは、株式の買いポジションのみによる投資の高いリスクには見合いません。
債券投資より金投資が有利な点は?
金投資は、債券投資よりも理にかなっているといわれます。これは、債券投資ですと発行者が破綻すると投資元本を失うことになってしまいますが、金投資ではこのような事態は生じません。
つまり、金投資の場合には、定額の利子は得られませんが、リスクは価値の減少に限られているということです。
また、債券に投資した場合は、金利が低下して債券価格が上昇しない限り、インフレ・ヘッジにはなりませんが、金はインフレによって影響を受けることはありません。 |