「金建て」とはどのようなものですか?
現在は金融危機の影響によって、世界中の通貨の価値が目減りしていますが、そういった一方で金の価格は上昇しています。
これは、あらゆる通貨への信頼性が低下している証拠にほかなりません。このような中、「金建て」という考え方が注目を集めています。
「ドル建て」とか「円建て」といった言葉は聞いた方が多いかと思いますが、これは、わかりやすくいうと、国際的な取引や投資の際に、決済に使用する通貨を何にするのかという問題になります。
なお、外国の通貨を使用する場合を総称して「外貨建て」と呼びます。
具体的には?
例えば、日本の家電メーカーが家電製品を作って外国に販売するとします。その際に支払いに用いる通貨がドルであれば「ドル建て」です。
なお、日本の投資家が外国の投資商品を取引する場合も同様です。
為替リスクとはどのようなものですか?
企業の業績というのは、販売したり投資したりして生じた損益だけでなく、為替レートは刻々と変動していることから、為替の影響を受けます。
よって、最終的に円に換算した場合には、予想以上の損益が出る可能性があるのですが、これを「為替リスク」といいます。
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