基礎から始める外貨建商品入門



SPDR(スパイダー)ETFの管理会社は?

SPDRゴールド・シェアの売買単位は?

SPDRゴールド・シェアの売買単位は、1口となっていおり、1口当たりの純資産額は、金地金価格の世界標準「ロンドン金値決め(London gold fixing)」に連動するように設定されています。

また、金(ゴールド)の現物に投資し、主要な資産も金(ゴールド)の現物であるロンドン・グッド・デリバリーの400oz金地金(バー)で構成されています。

金現物の取引価格は、トロイオンス(約31.1グラム)当たりの価格がドル建てで表示され、SPDRゴールド・シェアの1口当たりの純資産額は、おおよそ10分の1トロイオンスに相当します。

SPDR(スパイダー)ETFの運用・販売

SPDR(スパイダー)ETFは、ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニーの100%子会社、SSgAファンド・マネジメント・インクにより運用・販売されています。

といっても、SPDRゴールド・シェアの場合は、現物拠出型ETFなので、株価指数などに連動するETFとは異なり、ステート・ストリートは「マーケティング・エージェント」であって「管理会社」ではありません。

なお、一般的なETFは、一定の運用方針に沿ってファンドの運用指図などを行う「管理会社」と管理会社の指図を受けて信託財産の管理などを行う「信託受託者」により運営されています。

つまり、管理会社はETFの1口当たりの純資産とベンチマークにしている特定の指数との連動をめざして運用しているということです。

SPDRゴールド・シェアの管理会社は?

SPDRゴールド・シェアの管理会社(スポンサー)は、ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズです。

このワールド・ゴールド・トラスト・サービシズは、ワールド・ゴールド・カウンシルの100%子会社で、信託受託者(トラスティー)の任命・罷免などを担当しています。

ちなみに、ワールド・ゴールド・カウンシルは、世界有数の金採掘会社が共同出資する、非営利の国際機関で、ゴールドの需要拡大のために、主要国で、さまざまなマーケティング活動を展開しています。


純金積立とドルコスト平均法
金現物のデメリットは?
金価格連動型ETFの特徴は?
金価格連動型ETFの仕組みは?
SPDR(スパイダー)ゴールド・シェアの概要

純金積立の手数料と保管方法
金ETFの特徴・メリット
金価格連動型ETFと金価格リンク債
金価格連動型ETFの組成方式は?
SPDR(スパイダー)ETFの管理会社は?


Copyright (C) 2011 基礎から始める外貨建商品入門V「金(ゴールド)編」 All Rights Reserved