移動平均線とローソク足の関係は? 移動平均線は、ローソク足の次に押さえておきたいテクニカル指標です。
さまざまなマネー雑誌やネット証券のチャートにも、ローソク足とともに移動平均線が描かれているかと思いますが、これは、多くの投資家がこのチャートを見ていてそれに基づいて行動していることを意味しているといえます。
つまり、他の多くの投資家がどのようなことを考えているのかを判断するためにも、この移動平均線の考え方を理解しておくことは必須です。
具体的には、移動平均線というのは、当日からさかのぼったある一定期間の終値の平均値を、当日にプロットすることでグラフ化したもので、ローソク足で表される終値との関係によって売り・買いのタイミングを決めるために使用されます。
移動平均線の作成方法は?
移動平均線は、次のように作成します。
(1)平均をとる期間、具体的には、日・週・月の単位、および何単位を基準とするのかを設定します。また、代表的な期間としては、以下のようなものがあります。
⇒ 日足…25日、75日、100日、200日
⇒ 週足…13週、26週、52週
⇒ 月足…12か月、24か月、60ヵ月
※なお、相場の周期の半周期が基本です。
(2)当日、あるいは週、月から、(1)で設定した期間だけさかのぼり、その日数、あるいは週数、月数の終値の平均値を求めます。ちなみに、単純移動平均なら足して割ります。
(3)(2)で求めた平均値を、当日、あるいは週、月の値としてグラフにプロットします。 |