基礎から始める外貨建商品入門



為替相場・移動平均線・ローソク足との関係

移動平均線

算術平均線・移動平均線・ローソク足の関係は?

算術平均線と移動平均線を比べると、算術平均線の方はおおむねローソク足の中心付近を通過しているのに対して、移動平均線はローソク足に先行するようなカーブを描きます。

実際には、算術平均のデータを未来にずらして置いていますので、トレンドの反映が遅くなっているのですが、見かけ上はトレンドを先取りしているように見えるのが特徴です。

また、ローソク足と移動平均線を見比べますと、時として主要なテクニカル・ポイント、すなわちトレンドの変化を示唆するような相場のポイントで両者が絡んできます。

このように、現在の価格が移動平均線の上にあるのか下にあるのかを見ることによって、今後の相場の変化がつかみやすくなります。

移動平均線と為替相場の関係は?

為替相場にはトレンドが出やすいので、一度移動平均線の上に出た相場はしばらく上昇を続ける傾向があります。

反対に、一度移動平均線の下に潜った相場はしばらく下落を続ける傾向があります。

これは、多くの投資家が「移動平均線の上なら買い、移動平均線の下なら売り」という暗黙の了解により動いているからです。

つまり、相場と移動平均線の関係が、売買の意思決定を左右する要素の1つになってしまっているので、相場が移動平均線を上回れば自然と買い圧力が強まり、逆に移動平均線を下回れば売り圧力が強まるのです。

ただし、これはある意味、投資家が体で覚えている行動ともいえますので、理屈では説明できない部分でもあります。


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