ペイオフとはどのようなものですか?
ペイオフというのは、金融機関が破綻したときに、ひとつの金融機関当たり1000万円までの元金とその利子だけが預金保険で保護されるというものです。日本では、2005年からは、普通預金もペイオフの対象となっています。
このペイオフについては、大金持ち以外は関係ないといってしまえばそれまでですし、仮に1000万円以上持っている人であっても、複数の金融機関に分けて預金すればいいわけですから、よほどのお金持ちでなければ無関係なように思えます。
ただし、世界の相場を動かすのは、超大金持ちの人たちであるという事実についてはしっかり認識しておきたいところです。
ペイオフと金(ゴールド)との関係は?
数百億円もの資産を持っている大金持ちの人たちというのは、ペイオフに対してどのような行動を取るのでしょうか?
今まででしたら預金さえしておけばお金は守られましたが、ペイオフ解禁となるとそうはいきません。
複数の金融機関に振り分けることもできますが、それとて実際近年の欧米の金融危機や、1990〜2000年代初頭の日本の金融システム不安を見れば、とても安心できる状況ではありません。
金融機関の破綻というのは、その多くが連鎖的に起こるからです。そこで、その対策として金(ゴールド)投資に注目が集まることになるのです。
|