信託財産留保金というのは、投資家が解約する際の組入証券等の売却手数料等を解約代金から差し引く金額のことです。
もう少しわかりやすく言うと、投資家間の公平性の観点から、ファンドの組入証券を売却する際の売買手数料などは、解約する投資家の方に負担してもらおうというものです。
信託財産留保金はファンドによって異なりますが、およそ基準価額の0.3%程度となっています。
よって、販売手数料などとは性質が異なりますが、投資信託にかかる費用という点では手数料に近いものがあるのかもしれません。
ちなみに、この信託財産留保金については一部のファンドでは購入時にもかかるものがあります。
中期国債ファンドやMMFの場合、30日未満で解約すると1万口について10円差し引かれるかと思いますが、実はこれも信託財産留保金です。
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