投資信託というのは、投資家が自分で運用するわけでなく、ファンドマネジャーが投資家から集めた資金で運用するため、その運用成果の損益を投資家が負担しなければならないというリスクがあります。
わかりやすく言うと、投資対象に応じたリスクは、投資家自身が受けなければならないということです。
その際考えられるリスクというのは、価格変動リスク、為替リスク、金利リスク、流動性リスク、信用リスクなどがあります。
具体的にみていきますと...
■流動性リスク
流動性リスクというのは、売りたいときに売れない、または、買い手が少なくて売ろうと思っても相当価格を下げないと売れないといったリスクのことです。
通常、流動性が高い債権は高い利回りで取引されます。
■信用リスク
信用リスクというのは、投資の対象になる株式や債券などの発行体に対するリスクのことです。
株式や社債には、その会社が倒産するかもしれないリスクがありますし、国債であればその国のカントリーリスクがあるからです。
■価格変動リスク
価格変動リスクは、債権なら将来の金利動向に、株式ならその企業の業績や長期金利、景気動向に影響を受けるというリスクのことです。
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