運用成果を比較するには?
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運用成果を比較するには?


投資信託のパフォーマンス測定

投資信託のパフォーマンスを測定するというのは、株式や債券に投資をする場合に比べて単純ではありません。

なぜなら、投資家は株式であれば譲渡益(キャピタルゲイン)を重視し、債権であれば利息(インカムゲイン)を重視する傾向があるのに対して、投資信託の場合には、投資家の様々なニーズが存在するからです。

つまり、分配金を重視する場合もあれば、基準価格の収益率を重視する場合もあるからです。

この場合は、株式型と債券型を同じ尺度で測定することはできません。

よって、投資信託の場合は、株式型、債券型、バランス型でまず分類をした後で、個々の商品に合ったパフォーマンスの測定が必要になるのです。

たとえば、株式型の投資信託には、決算期末に分配金を支払うものと、分配金を支払わないで再投資して複利効果をねらうものがありますが、このような投資信託のパフォーマンスを測定する場合は、分配金を再投資したと仮定して計算する累積収益率を計算し、計算期間を同じにするために年率換算することが望ましいといえます。

投資信託の運用成果比較の注意点は?

優れた投資信託というのは、その運用方針に忠実な運用とリスクに見合ったリターンを達成するものということができますので、投資信託の選択に当たって、過去の運用成果を比較する場合には次の点に注意するとよいと思われます。

共通の投資信託との比較
ベンチマークとの比較
過去の実績が今後も継続していく可能性がどれくらいあるか

まず、共通の投資信託との比較ですが、これはリターンの源泉が同じ種類のファンドということです。
たとえば、株式を対象にしている投資信託は株式を対象にしている投資信託と、債券を対象にしている投資信託は債券を対象にしている投資信託と比較するということです。

次にベンチマークとの比較ですが、これは、たとえばNYダウをベンチマークとする投資信託だったとした場合、その投資信託が仮にマイナス20%の運用成績であっても、その期間のNYダウが30%下落しているのであれば、その投資信託のベンチマークのリターンに対する超過リターンはプラス10%として評価されるということです。

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