基準価額というのは、投資信託を購入したり換金したりする際の基準になる金額のことです。
また、ファンド1口当たりの財産的価値を示したものであり、投資信託の1口当たりの時価純資産額を表しています。
基準価額は、簡単に言うと、純資産総額を、発行している受益証券の総口数で割って求めます。
ここで、純資産総額ですが、これはファンドに組入れられている証券をすべて時価評価し、それに利息や配当収入を加え、諸経費や未払金を差し引いて求めます。
式で表すと次のようになります。
・基準価額=純資産総額÷発行している受益証券の総口数
・純資産総額=時価評価した証券+利息−諸経費−未払金
計算式をみてわかるように、基準価額にはそれまでの運用成績の良し悪しが反映されています。
ちなみに、信託財産留保金がかかるファンドの場合には、基準価額からさらに信託財産留保額を差し引いた価額が解約価額になります。
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