定量評価といっても、その方法はファンドの評価機関ごとに異なります。
一般的な共通点としては、性格が似ているファンドを収集してそれをいくつかに分類し、その分類の中でファンドの相対評価を行っているようです。
そして、リスク調整後リターンなどを使ってファンドの成績を比べ、「AA、A、B…」や「☆」の数でランク付けをしています。
リスク調整後リターンには、次のシャープ・レシオを用いるのが一般的です。
・シャープ・レシオ=(ファンドの月次収益率平均−無リスク資産の収益率)÷ファンドの月次収益率標準偏差
このシャープ・レシオというのは、ファンドの収益率が無リスク資産の収益率をどのくらい上回っているのかや、その超過収益がファンドの標準偏差(リスク)に対してどのくらいなのかを計算しています。
ただし、ファンドの評価というのは、同じファンドでも評価機関によって異なる場合がありますの、いくつかの評価機関の情報を比較して検討するようにしましょう。